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3級整備士の資格の取得方法とビジネスで活きる可能性

3級整備士の資格を取得するには、国土交通省実施の検定試験か、登録試験実施機関が行う登録試験のどちらかに合格する必要があります。検定試験は1年以上の自動車整備に関する実務経験があれば受験できますが、機械工学科を卒業していれば必要な実務経験の期間が6ヶ月に短縮されます。また、自動車整備を学ぶ課程がある高校や専門学校を卒業した場合は、学科試験も技能試験も両方とも免除となり、必要な申請を行えば3級整備士の資格が得られます。一方、登録試験に申し込んで3級整備士の資格取得を目指す場合は、まず学科試験に挑戦することになります。

これに合格をした場合、国土交通省に申請を行うことで、向こう2年間の検定試験の学科受験が免除されます。その後は、職業訓練校や技術教習所などの養成施設に入って技術を習得するか、直接実技試験に進んで合格を目指すかのいずれかを選択します。このとき前者を選ぶと、数ヶ月から1年程度技能を学ぶことになりますが、修了すれば実技試験が免除され、国土交通省に申請をすれば実技の合格者と同等に扱われます。実技と学科の免除がともに有効であれば、3級自動車整備士の検定試験に合格したとみなされます。

3級整備士の資格の取得方法は上記の通りですが、自動車の整備が含まれる仕事に就く人の多くは3級より上級の整備士の取得を目指しています。3級整備士の資格で行えるようになる仕事は基本的な内容ばかりで、工場や店舗で一人前の整備士として仕事をしていくためには不十分だからです。ビジネスの場で活きる可能性は低いといえるので、3級の取得を目指す場合は上級の整備士を目指す足がかりと考えて取り組んだ方が良いでしょう。

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